介護事業所指定取消処分が取り消しされました
2016年02月24日
佐世保市が職権取消を行いました。佐世保市は自らの処分に間違いがあったと認めて、取り消しました。
我々が求めていたのは、裁判所による取消でしたが、ルートは違いますが、溯って、指定取消処分というのは意味を失ったと認識しています。
ただ、佐世保市は日本で初めて(!)振り出しに戻して、聴聞をもう一度(昨年3回もしたのに)しようとしています。
行政訴訟法9条一項かっこ書きには、「処分が職権取り消しされても、訴えの利益があれば、裁判をやれる」としていますが、裁判所は認めませんでした。
http://mainichi.jp/articles/20160223/ddl/k42/040/362000c
佐世保市自ら処分を取り消し,裁判のやり直しならまだしも,聴聞をやり直させてくれとは…。…
施設長,施設スタッフは,「利用者,利用者家族のみなさんか不安を訴え,精神的苦痛を被った分,市に無実がわかってもらえるように頑張ります」とおっしゃっています。
とりあえず、2月末での指定取消処分はなくなったので、よかった、よかった。
介護事業所指定取消事件は団野法律事務所までご相談ください。
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