介護保険 指定取消問題ミニ講座
2017年07月10日
高齢社会、介護の社会化を唱った介護保険がスタートして17年たちます。当事者である要介護高齢者にとって、介護保険は、使いがってのよい制度になったているでしょうか。答えは、ノー!!主たる原因は、行政と、事業者との間に対話が足りないことです。
私は、10年前(2007年)、初めて、指定取消処分に関する聴聞を体験し、訴訟をしました。初めて執行停止をとり、本案では和解で解決しました。あれから10年、数度の訴訟を経験し、弁護士として、指定取消処分を巡り、貴重な体験をさせていただいています。感じることは、行政と事業者との対話の不足です。
行政と事業者との対話の必要性を感じ、ミニ講義をアップすることにしました。レジュメは、お電話をいただければ無料配付することもできます。
今回は、介護保険法の指定を巡る争いの中で、見えてきた課題をポイントだけ指摘しました。セクション1から9まで、各3分間程度のミニ講座の予定です。
2025年以降、2050年ころまで、超高齢社会を乗り切るためには、当事者の介護を担う行政と、事業者との真摯な対話が必要です。現状では相互理解ができていない場合は、行政訴訟という非常手段をとるほかないと、私は考えています。
2017年8月
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