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【夫、または彼氏の暴力】 DV加害者イメージの誤解
2014年02月24日

夫婦間のDV事件について、あなたは、暴力をふるう男性についてどんなイメージを持っていますか?

筋肉隆々のマッチョな暴力男性を想像していませんか?

それは、実は誤解である場合がよくあります。加害者は、外観的には細かったり、ナイーブにみえる男性が多く、一見してDVをしそうにはみえません。(彼氏から暴力を受けた場合はデートDVといいます)

夫婦間DVというのは単純な暴力行為ではなく、長期間にわたり、家庭内という密室で、加害男性が特定の被害女性に、暴力と甘い言葉を交互に組み合わせて、心理的に、逃げられないようにしてDVが続くのがほとんどです。
そのような被害女性を守るには、特別な手続が必要です。それが保護命令制度です。保護命令というのは、地方裁判所に申立をして、加害男性が被害女性に接近することを禁止する命令をだしてもらう手続です。接近禁止は、幼い子どもたちや実家なども保護の対象とすることができます。違反行為をした加害男性に、裁判所の懲役刑など重い刑事処分が課されることもありますから、比較的強力なのです。 但し、保護命令は、有効期間が原則6か月と短いです。その間に、離婚までこぎつける必要があります。そのためには、離婚調停をしないで、直接離婚の裁判を起こすことも可能です。

団野総合法律事務所では、(Co-ringを含め)このようなDV被害女性を救済する活動に取り組んでいます。   弁護士 団野克己

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