MENU
HOME > トピックス

トピックス

「介護事業所の交通事故・虐待、起こったらどうなる?」
2020年07月21日

佐賀市富士町にある介護施設に講演に行き、職員の方々約20人に約90分お話しました。利用者様の転倒や誤嚥事故など頻繁に起きるものや、私が体験した民事賠償のケースです。貴重なお時間を頂きまして、たいへんありがとうございました。
高齢者の方の転倒事故は比較的起きやすいです。運動機能の低下が見られますから、前後ろにまともに倒れるのが特徴です。骨折を生じた場合回復が容易にできません。歩行不能となりますと、体力を奪い、寿命に影響します。
誤嚥も、突発的に起きたときは窒息により生命の危険も生じます。嚥下障害のある方は、通常の飲食も危険です。お茶なども、とろみをつけるなど工夫を要します。誤嚥性肺炎は、ツバを飲み込むことでも生じるおそれがあると言われます。
施設として事故報告という問題もあります。厚労省の基準省令は、介護の提供により事故があっときは主治医などに連絡を要すると定めています。市町村にも事故報告は必要です。報告義務違反は行政処分の理由てなりますから、どの程度に至れば報告義務が生じるのか、 確認を要します。
研修では、たくさんご質問も頂きました。
楽しく安全な介護施設とするために、日頃から意識を高めて、安心できる高齢者介護を提供していきましょう。

Scroll Up