自治体による指導内容の差があること
2017年04月09日
これって本当に困ります。
言ってることが違うわけですから。しかも,そのために行政処分になったらタイヘンです。
先日,とある認知症グループホームが,指定取消処分を受けました。医療連携体制加算が不正請求だというのです。
加算要件のひとつに,「重度化指針」がありますが,行政の集団指導では,重要事項説明書とは別に「重度化指針」を作成して,入所時に,利用者又は家族に説明して同意を得る必要がある,と指導していました。
これに対し,事業所は,入所時の重要事項説明書に重度化指針を盛り込むという対応をしていました。これは違反でしょうか。
厚生労働大臣の定める施設基準をみましたが,事業所のとったやりかたでも違反ではないようです。テキストなどみても,重要事項説明書に盛り込むことで足りる説明されています。
要は,利用者に重度化指針の説明ができれば,よいことだからなのですが,もう行政処分をうけてしまいました。こういう間違いはゆるせません。
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